イカ「今が最盛期」 胆振沖100匹超えも【室蘭】
胆振沖はイカがピーク。海水温が下がり、全体的に釣果が上向いている。複数でのヒットが多く、100匹を超える釣果を上げる人も。遊漁船関係者は「ようやく秋」と胸をなで下ろす。
15日昼、登別沖を進んだ室蘭の海友丸(長谷川保船長)。この日は絶え間なくアタリがあり、一人当たりの釣果は60~123匹。長谷川船長は「竿頭の人は複数ヒットがほとんど。仕掛けと手返しが釣果を分けた」と振り返る。
白老の末広丸は15日朝、竹浦沖へ。水深105メートル。潮の流れは早めだったが、1~3匹のペースが続き、最終的には40~80匹。同船は「サメの被害は3回で、かなり少なかった」とし、「来月もイカとサバの両方で出船予定」と乗船を呼びかけている。
マジカルアワー(亀田船長)は15日夜、豊浦沖で。水深50メートル前後。亀田船長によると、3桁を超える船があり「十分な数はいる。夜の噴火湾は今がピーク」と話していた。
登別の萬漁丸(関口尚樹船長)は8日夜、虎杖浜沖に挑んだ。水深107~110メートル。スッテ針を7本連結させ、150匹を揚げる人も。関口船長も「今が最盛期」と張り切っている。
ラブーン(鈴木健太郎船長)は15日、室蘭沖でマガレイを狙った。釣行スタート時から反応は上々。主体は中型。良型も交ざり、イシモチもお目見えした。鈴木船長は「秋マガレイらしい強烈な引きを堪能できた」と手応えを感じている。
室蘭沖防波堤はまだサバ。渡し船を出しているつりぶねや(スターマリン、伊藤京香代表取締役)によると、14日は30~40センチが10~20匹。ヒラメやクロソイなども揚がった。同社の担当者は「例年に比べ、海水温はまだ温かいのかもしれない。それでも釣果が戻ってきたと感じている」と話した。
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