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日高報知新聞

国立公園指定を町づくりに生かす 富川高校で施策をまとめた発表会【日高】

日高町が今後取り組むべき施策を発表する生徒たち

【日高】富川高校(尾崎慎一校長、生徒71人)はこのほど、環境省が2024年中に国立公園化を目指す日高山脈襟裳国定公園(日高・十勝管内)の国立公園の指定を町の町づくりにどう生かすか施策にまとめた発表会を同校体育館で行った。

 6月に富川公会堂で開かれた「日高山脈襟裳国定公園の国立公園化を考えるシンポジウム」(沙流川愛クラブ主催)に参加した同校の代表者たちが、「他の高校とも連携して行動する」ことを発表したことから施策づくりを始めた。

 同校では、7月に環境省帯広自然保護官事務所の山北育実自然保護官と札幌大谷大の太田稔講師を招き、他の国立公園とは違い、手つかずの自然が飛びぬけて多い日高山脈の魅力を生かす活用法、環境保護、観光の在り方について講演が行われ、これらの話を踏まえ、8班に分かれて公園のPR手段や活用法を考えた。外部や内部環境を「強み、弱み、機会、脅威」4つのカテゴリーで、要因分析する手法を活用。

 各班が約5分間で施策を発表。ごみ拾いや植林をして「ポイントをためて自然を守ろう」、固有の植物があるが、自然破壊が起きる可能性を掛け合わせた「植物園作戦」、町内に外国語表記の看板が少ないことから「万国共通のピクトグラム(絵文字)を使った標識」、ゴールデンカムイなどの北海道が題材となった「人気アニメでPR」、「初心者でも楽しめる登山道コースを整備」、「多言語のガイドマップやパンフレット作り」などの意見が出た。

 鈴木由香さん(3年)は「保護官、講師などの話を聞き、自分の視野を広めることができた。地域住民の意見を聞いてより良いものにしたい」、大倉隼翔さん(同)は「国立公園化することを実感してもらため、地域住民の視点でいろいろな意見を出してもらいマップ作りをする。自治体だけでなく民間の発想を生かしながら、実現できそうな理想のマップ作りを目指したい」と話した。

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