活発なセリが続いた「セプテンバーセール」＝最終日21日＝

【新ひだか】19日から静内神森の北海道市場で開かれたサラブレッド１歳馬競り市「セプテンバーセール」（日高軽種馬農協主催）は21日に閉幕し、売却総額は前年比２億２１６５万円増の23億１３３０万円で過去最高額を記録した。

　３日間の合計は、前年比３頭増の５３２頭（牡２４１頭、牝２９１頭）が上場し、同11頭減の４０２頭（牡１８９頭、牝２１３頭）が落札され、売却総額は同２億２１６５万円増の23億１３３０万（税込）、売却率は75・56％、平均価格は５７５万４４７８円で、同セールの過去最高額を更新した。

　19日は、１８１頭（牡78頭、牝１０３頭）が上場し、１２３頭（牡58頭、牝65頭）が落札され、７億２２０４万円（税込）。売却率は67・96％、平均価格は５８７万２４４円。20日は、１７８頭（牡88頭、牝90頭）が上場し、１４７頭（牡72頭、牝75頭）が落札され、８億６５９２万円（税込）。売却率は82・58％、平均価格は５８９万６１２円。21日は、１７３頭（牡75頭、牝98頭）が上場し、１３２頭（牡59頭、牝73頭）が落札され、７億２５３４万円（税込）。売却率は76・30％、平均価格は５４９万５千円だった。

　セール中の最高額取引馬は、牡が１日目に上場された日高町庫富の若林順一牧場生産の「ヒシストーミイ２０２２」（父スワーヴリチャード）をキャピタルシステムが２７５０万円で落札。牝は浦河町・オカモトファーム生産の「マルモセーラ２０２２」（父リアルスティール）をレッドマジックが１８１５万円で落札した。

　同農協の古川雅且組合長はセプテンバーセールの結果について報道陣のインタビューに答え、「活発なセリが続いていることに驚いている。上場頭数に対応したサマーセールやセプテンバーセールの日程や日数などの課題も残り、来年に向けて検討していきたい。10月には最終のオータムセールを控えており引き続き活発な購買をお願いしたい」と振り返った。