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苫小牧民報

長松、鯉渕ペア最優秀賞 こどもピアノコン 高校の部で鈴木さん銀賞 苫小牧

第42回毎日こどもピアノコンクールの連弾の部で苫小牧明倫中2年の長松海世さん(14)と苫小牧啓北中2年の鯉渕栞朱さん(13)ペアが、最優秀賞と審査員特別賞に輝いた。ペア結成4年の2人は優秀賞だった前回の雪辱を果たし、最高位の賞を獲得。それぞれ喜びをかみしめている。高校の部では立命館慶祥高校(江別市)1年の鈴木愛子さん(15)=苫小牧市ウトナイ南在住=が銀賞を受賞した。

受賞を喜ぶ長松さん(右)と鯉渕さん(中央)ペアと鈴木さん

 同コンクールは、毎日新聞社北海道支社の主催。幼児から高校までの9部門と連弾の部の全10部門で今回は1395人がエントリーした。地区予選の後、8月5~9日に札幌市内で行われた本選には592人が進んだ。

 楠雅子ピアノ教室(苫小牧市光洋町)に通う同学年の長松さん、鯉渕さんは小学4年でペア結成して以来、ピティナ・ピアノコンペティションをはじめとするさまざまな音楽コンクールで受賞を重ねてきた。

 今大会は、自由曲として「新しい季節の訪れ」を披露。最優秀賞のほか、特に印象深い演奏をした出場者に贈られる審査員特別賞も受賞した。

 優秀賞に終わった昨年のリベンジに燃えていた2人。「審査員に聴かせることを心掛けた」と鯉渕さん。長松さんも、長年ペアを組んでいることから「息を合わせようと意識せずとも呼吸が合うようになり、曲のイメージを作っていく技術も上がってきた」と話す。

 4年ぶりに行われた表彰式では下位の賞から名前が呼ばれるため、なかなか名前が呼ばれず「緊張した」(鯉渕さん)というが、最優秀賞に輝き「達成感がある」(長松さん)とほほ笑む。2人は今後も継続的に音楽コンクールに挑戦する予定だという。

 沼ノ端中央で松原寄美子さんの指導を受ける鈴木さんも、学校の勉強とピアノの練習を両立しながらこれまでさまざまなコンクールで賞を獲得してきた。同大会出場は中学2年の時以来といい、今回はバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻17番とラフマニノフのエチュード「音の絵」Op.38―8を弾いた。

 「限られた時間の中で、曲の背景などを勉強しイメージを膨らませた」と鈴木さん。地道な努力が実り、「当日は自分の弾きたい演奏ができたが受賞は驚き」と笑顔を見せ「今後も勉強と両立しながら、コンクールに挑戦したい」と述べた。

 3人は来年3月に札幌市内で開催される受賞記念コンサートで、演奏を披露する。

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