釧路沖の商業捕鯨が行われている中、「釧路くじら祭り～くしろの鯨味めぐり～」が２１日スタートした。２３日までの３日間にわたり、市内の３２協力店がクジラ料理の特別メニューを５５０円で提供。注文すると豪華賞品が当たる抽選にも参加できる。

　味めぐりは鯨肉の消費拡大を目指し、釧路くじら協議会（事務局・釧路市水産課内）が主催。協力店が新鮮で脂の乗ったおいしいクジラ肉の料理を提供している。コロナ禍のため２０２１年は休止を余儀なくされたが昨年再開し、今年も引き続き開催することができた。

　協力店は末広町、栄町の繁華街を中心に愛国、昭和、鶴野、鳥取など郊外の居酒屋、レストランなども参加している。このうち、釧路市役所地階のまりも食堂は「くじら大和煮丼」をＡ定食として提供。店員は「昨年と同じメニュー。おいしいですよ」とアピールしていた。

　特別メニューを注文すると応募券がもらえ、抽選で豪華賞品が当たる。賞品は食事券が１万円、５０００円、３０００円分を計２８人に、クジラ肉加工品が５０００円、３０００円相当が計４５人に贈られる。同協議会事務局では「おいしいクジラ肉を味わって、どんどん応募を」と宣伝している。

市役所地階、まりも食堂の「くじら大和煮丼」