中学２年生９人、１０月出発

　室蘭市と国際姉妹都市交流を結んでいる米・テネシー州ノックスビル市への中学生派遣が４年ぶりに再開する。市内の中学２年生９人が１０月２６日から６泊８日の日程でノ市やワシントン市内の見学、現地の中学生との交流、ホームステイを通じてハロウィーン体験などを行い、異国の文化に理解を深める。

　ノ市への中学生派遣は今回で２９回目。新型コロナウイルスの影響で２０１９年１０月以来、３年間派遣事業を実施できなかった。

　本年度は生徒のほか、引率の教員２人の計１１人がノ市を訪問。一行は２６日に羽田空港経由でワシントン・ダレス国際空港へ。ワシントンＤＣ、世界博公園内にある室蘭通り、ノックスビル動物園、シダー・ブラフ中学校を訪問、３１日はハロウィーン体験。１１月１日に現地を出発し、２日に帰国する。

　２月に市内の中学校を通じて派遣事業への参加を希望する生徒を募り、校長で構成される実行委員会が選考を行い９人を選んだ。生徒たちは出発までに事前研修を行い、海外での注意事項や派遣の体験談を聞き、１０月１日に市の外国語指導助手（ＡＬＴ）らからホームステイの心得や英会話を学ぶ。１８日に出発式が行われる。