衣生活について考える 静内高校 大学生と交流し授業を展開【新ひだか】
【新ひだか】静内高校(池亀貞則校長、生徒507人)で13日、地球的課題と国際協力に対する見識を深める授業が同校体育館で開かれ、1年生167人が藤女子大の学生4人とワークショップ(参加体験型講座)で理解を深めた。授業は、単位制を導入している同校の設定科目「地理総合」の単元B。
この日は、藤女子大石狩市花川キャンパスの4年生4人と人間生活学部人間生活学科の松田剛史准教授が同校を訪れ、ワークショップ方式で「衣服と社会問題を結び付け、豊かな消費行動を広めることでサステナブル(持続可能)な世の中を実現する」ことを目的に自分の衣生活などについて考えた。
授業は5人グループ分かれ、自己紹介のあと「服クイズ」でスタート。日本に輸入されている服の割合は90%以上、衣服の素材はコットンやシルクなどの天然繊維と、石油から作られるポリエステルなど化学繊維の問題が出題された。
「未来のときめきファッション」では、社会で自分が着たい服を考えて、それぞれ発表。衣服と社会問題を知る映画では、農薬散布や健康被害、大量生産や廃棄される服、ファッションショー、私たちにできることなど、衣服が引き起こす社会問題を学んだ。
最後に「人や地球環境、社会に配慮した商品、サービスを積極的に選ぶことに取り組むこと」が重要と呼び掛けた。これらは、SDGsの考え方にもつながっていくという。
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