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釧路新聞

車窓から夕焼け堪能 「夕陽ノロッコ号」運行開始【釧路市】

車窓からの夕日を眺め、写真に収める乗客たち(20日午後5時15分ごろ)

 世界三大夕日に数えられる釧路の夕日を列車内から楽しむ「夕陽ノロッコ号」が20日、今季の運行初日を迎えた。JR北海道の人気観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」の限定版で、22日までと10月13~15日の計6日間運転される。初日は市民や道内外の観光客ら延べ622人が、車窓から釧路湿原を照らす夕日や夕焼けを堪能した。

 夕陽ノロッコ号は2020年から毎年運行し好評で、今年は初めて10月も追加した。釧網線の釧路―塘路間の下り列車が日没時間と重なる通常より遅い時間帯に1日1往復運転。9月は釧路発が午後3時23分、塘路発が同5時4分。10月は釧路発が同2時40分、塘路発が同3時50分。

 初日は指定席180席のうち往路が114人、復路が満席。自由席は往路24人、復路140人が乗車する上々のスタート。オリジナルデザインのヘッドマークと側面行先標(サボ)を装着し、車内では上りと下りで異なるデザインの限定乗車証明書を配布。限定プリンや夕日グッズの販売も行われた。

 塘路駅では標茶町の佐藤吉彦町長やゆるキャラ「ハッピーくろべぇ」と「ミルクックさん」らが乗客をお出迎え。地元の石川十字堂の「トウロパイ」などを無料配布し、特産品「わかさぎ佃煮」なども販売した。

 この日の釧路市の日没時間は午後5時24分。塘路―細岡間の釧路川、釧路湿原―東釧路間の岩保木水門などの撮影ポイントで列車が徐行すると、乗客は車窓から景色を眺め、写真に収めていた。今年初めて母と乗車したという釧路市立鳥取小2年の高島駈君(8)は「景色がとてもきれいでシカとタンチョウも見れたのでよかった。また乗りたい」と笑顔を見せていた。

 9月の残り2日の指定席予約は往路が7割ほど埋まり、復路は両日完売。10月の指定席予約は3割ほど。自由席は9、10月全便で販売中。通常のノロッコ号は10月9日まで毎日運転。同7日には川湯温泉まで延長運転し、同8、9日は塘路発の下り列車が釧路湿原駅に61分間停車する。

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