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室蘭民報

クマ頭形土器や生活描いた絵画 考古学と歴史学からみるアイヌ史、ウポポイで特別展【白老】

考古学と歴史学の研究成果を踏まえたアイヌ史を紹介している特別展示

 白老町若草町のウポポイ内にある国立アイヌ民族博物館(佐々木史郎館長)の第7回特別展示「考古学と歴史学からみるアイヌ史展」が11月19日まで、同館で行われている。考古学と歴史学の研究成果を踏まえたアイヌ史を320点以上の展示資料で紹介している。

 同館によると、アイヌ民族は19世紀まで道内や樺太、千島、東北北部などの日本列島北部と周辺の自然環境の中で生活を営み、固有の文化を作り上げてきた。さらに周辺の文化との接触を重ねて、特色を際立たせ、時代とともに変化を繰り返してきたという。

 展示は現代に見られる伝統性が形成されたと推測される18~19世紀のアイヌ文化を軸に、成り立ちを概観する内容。1~6章で構成し、クマの頭部を表現した土器や蕨手刀(わらびてとう)などの重要文化財をはじめ、アイヌ以外の他者が見たアイヌの生活を表現した絵などが並び、旧石器時代から19世紀ごろまでの様子を考察している。

 佐々木館長は「太古から200年前までに形づくられ、受け継がれてきたことを展示で明らかにする。特別展示が歴史をどのように検討し、議論したら良いか考えるきっかけになれば」と述べた。

 観覧にはウポポイの入場料のほかに、特別展示観覧料が必要。

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