モロッコ地震の被災地支援のため募金活動に取り組む生徒ら（１９日）

　遺愛女子中学高校（福島基輝校長）で１５、１９の両日、普通科特進コースの有志９人が校内でモロッコ地震の被災地救援のための募金活動を行った。

　現地時間で８日午後１１時１１分（日本時間９日午前７時１１分）にモロッコ中部で発生したマグニチュード６・８の地震により、甚大な被害が出たことを受け実施。生徒らは今年２月に発生したトルコ・シリア地震の際にも募金活動に取り組んでおり、「モロッコでの地震のニュースを見て、自分たちにできることは何かと考えたとき、浮かんだアイデアが募金活動だった」と２年の市村有多さん（１７）。

　事前にチラシや放送などで周知したうえで、生徒たちは両日とも昼休みの時間を使い募金活動を実施。生徒や教職員が次々と訪れ、募金に協力した。寺田うたさん（同）は「現地では衛生面などで困っていると聞いており、少しでも役に立てたらうれしい」と話していた。

　集まった募金は日本赤十字社を通じて現地へ送るという。