稚ウニを手にする山崎組合長（左）と松本町長

　【浜中】第４２回全国豊かな海づくり大会北海道大会（１７日、厚岸町）で天皇、皇后両陛下がお手渡しした稚貝などの記念放流が１９日、霧多布港で行われ、エゾバフンウニ１００粒が浜中沖の漁場に放流された。

　放流したのは、採苗後６カ月ほどで直径２～３㌢の稚ウニ。式典では山崎貞夫浜中漁協組合長がたまわった。

　この日は浜中漁協と散布漁協の関係者約２０人が参加。放流に先立ち、山崎組合長が松本博町長に稚ウニを手渡し、松本町長は両漁協に放流を託した。山崎組合長は、式典のお手渡しを振り返りながら「生育環境の良い漁場に放す。浜中のウニを多くの人に知ってもらえる良い機会になった」、松本町長は「これからも豊かな海の環境を守り続ける」と話していた。