ケーキ作りを体験する生徒たち＝提供写真

　登別青嶺高校（坪井克彦校長）の２年生が地域を学ぶ選択授業「じもと学」の一環で市内企業を訪問した。このうち２４日には、わかさいも本舗（登別市若山町）で生徒５人が企業の歴史を学び、ケーキ作りに挑戦した。

　「じもと学」は登別や室蘭の産業、自然、文化などへの理解を深め、地元の課題を発見し考察。地域発展のために活躍できる資質や能力を育むことを目指している。

　初めに同店の広報担当者が座学を行った。クイズ形式で進行し、１９３０年に創業、現在は４００人の従業員がいることなどを紹介した。また、企業として利益を上げることの重要性などについても説明した。

　その後、生徒たちはケーキの製造工場に移動し、パティシエの指導を受けながら、イチゴのショートケーキ作りに挑戦。ナイフでスポンジに生クリームを塗る作業やデコレーションなどを体験した。参加した板垣大翔さんは「初めてのケーキ作りでしたが、お店の人が優しく丁寧に指導してくれて、とても分かりやすかった」と話した。

　生徒たちは９月１４日にも訪問し、オリジナルケーキのデザインや販売価格などについてアイデアを出し、担当者から意見を聞く予定。