北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

家庭ごみ減、事業ごみ増 コロナ禍の行動変化反映 函館市昨年度【函館】

昨年度の一般廃棄物処理状況が報告された市廃棄物減量等推進審議会

 函館市環境部は、2022年度の一般廃棄物の処理状況をまとめた。家庭系ごみは前年度比2790トン(4・2%)減の6万4438トン、事業系ごみは同666トン(1・9%)増の3万5245トンで、総排出量は同2124トン(2・1%)減の9万9683トンだった。新型コロナウイルス禍における行動の変化がごみの排出にも影響した。

 第3次市一般廃棄物処理基本計画(2015~24年度)に基づき、13年度を基準に目標値を設定している。28日に市総合保健センターで開いた廃棄物減量等推進審議会で報告した。

 家庭系ごみの減少は在宅時間の短時間化、事業系ごみの増加は外出や外食機会の増加などが要因と分析。人口減少の影響も受けている。家庭系ごみのうち、燃やせるごみは同1468トン(3・3%)減の4万3534トン、燃やせないごみは同1022トン(12・9トン)減の6883トン、缶・びん・ペットボトルは同83トン(1・9%)減の4220トンなど。事業系ごみは燃やせるごみが同252トン(0・8%)増の3万2214トン、燃やせないごみは同307トン(20・4%)増の1810トンなどだった。

 市民1人1日当たりのごみ排出量(原単位)は同7グラム(0・7%)減の1114グラム。家庭系ごみの原単位は同20グラム(2・7%)減の720グラムとなった。資源化量と集団資源回収量から算出するリサイクル率は同0・3ポイント増加し、15・3%。最終処分量(直接埋め立て量、焼却・処理残さ埋め立て量)は同1162トン(同6・3%)減の1万7239トンだった。

 また、町会など399団体(22年3月末現在)が実施する集団資源回収は同7万8426キロ減の638万6669キロ。段ボールが7274キロ増えたが、新聞と雑誌で計7万7510キロ減と世相を反映している。減量化に向けた取り組みのうち、20年度に休止した古着の回収は今年度イベント開催時に試行的に実施したことを報告。同部は「今後(事業者側の)状況が許せば常設設置したい」と推移を見守る考えを示した。

 会議は委員改選後初の開催となり、会長に函館高専の平沢秀之教授、副会長に函館再生資源事業協同組合の長南武次理事長を互選した。

関連記事

釧路新聞

アイホトップチーム再構築へ オール釧路で設立準備会【釧路市】

 釧路でアイスホッケートップチームを再構築しようと、地元経済人らが動き出した。新チーム設立準備会を早急に立ち上げ、釧路市や釧路商工会議所、釧路アイスホッケー連盟などと連携して、氷都・釧路からの...

釧路新聞

「ココア」おめでとう 釧路市動物園で誕生会【釧路市】

 釧路市動物園で仮死状態で生まれ、後ろ脚などに障害を持ちながらも元気に生きているアムールトラ、ココア(雌)の16歳の誕生会が19日、同園で行われた。全国からお祝いの花などプレゼントが届き、...

十勝毎日新聞

帯広の森50年 後世へ シンボルツリーを植樹【帯広】

 「帯広の森」の造成開始から50周年を迎え、記念植樹と森づくりの集いが19日、市内の帯広の森で行われた。市民ら約100人が見守る中、米沢則寿市長や歴代市長らは新たなシンボルツリーとなるハルニレの...

十勝毎日新聞

サクラマス稚魚放流 旭浜漁港で養殖試験 若手研究会【大樹】

 大樹漁協(神山久典組合長)と漁協所属の若手漁業者らによる研究会(高橋良典会長)は17日、大樹町内の旭浜漁港で、養殖試験用のサクラマスの稚魚を放流した。過去4年は、しけや赤潮の影響もあり出荷に至...

十勝毎日新聞

林業土木協会60周年を祝う 記念式典【帯広】

 帯広林業土木協会(萩原一利会長、26社)の創立60周年記念式典が17日、帯広市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれた。  同協会は1964年、会員31社で任意団体「帯広林工会」として設立。...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス