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十勝毎日新聞

4年ぶり東京っ子来町 早起きしコンブ干し 64人ホームステイ【広尾】

 広尾町が東京都荒川区の尾久西小学校の児童を対象に受け入れている「農山漁村ホームステイ事業」が22~24の3日間、町内各所で行われた。子どもたちはコンブ漁や酪農を体験、つかの間の“地方暮らし”を満喫した。

朝の一仕事を終えて、朝食をもりもり食べた児童たち

 同事業は農村と都市の交流、児童の健全育成を目的に2015年度にスタート。初年度は江戸川区の児童を受け入れ、翌16年度からは毎年、尾久西小の児童が訪れている。20~22年度はコロナ禍で中止し、4年ぶりの開催となった。

 参加したのは同校5年の児童64人で大野良子校長らが随行。22日の入村式で受け入れ家庭や村瀬優町長らと対面、4、5人のグループに分かれて漁業者や酪農家の家庭へと移った。23日は広尾小で地元の児童と交流、一緒に給食を囲んだ。

干し場に広げられたコンブを見学する尾久西小の子どもたち

 音調津地区の漁業者の家庭で寝泊まりした子どもたちは、水揚げされたコンブを見学し、天日干し作業を体験。普段なら就寝中の午前4時に起床し、一仕事を終えて、おいしく朝食を食べた。

 児童らは「生のコンブは、こんなに厚くて大きいとは思わなかった」「早起きする漁師さんの仕事は大変だと思った」などと話していた。

 大野校長は「毎日が貴重な体験の連続で、子どもたちの笑顔があふれた。今後もこのような機会があれば参加したい」と強調。毎回、児童を受け入れているという亀田妙子さん(70)は「4年ぶりに『東京の孫』たちに会えて楽しかった。変わらぬ笑顔に元気をもらった」と話していた。

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