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室蘭民報

ロボセンターに熱視線、太平電気 企業や官公庁、見学相次ぐ【室蘭】

協働用ロボットを見学する道経済産業局の職員=24日、TRC

 産業機械の自動化・省力化機械の製造・生産技術をベースにした各産業機器の専門メーカー、太平電気(室蘭市御前水町、松見哲也代表取締役社長)のタイデンロボットセンター(TRC、築地町)の見学が相次いでいる。今年はこれまでに官公庁、企業、教育機関から約200人が来場。作業を自動化する設備導入を検討したり、ロボットに親しむ機会を提供している。

 TRCは昨年5月にプレオープン、今年4月にグランドオープンした。産業用ロボット8台、協働用ロボット4台、自律走行搬送ロボット1台、教育用ロボット6台などを備える。ロボットの計画立案、設計、製作、据え付け、アフターサービスまで一貫体制で対応しているほか、ロボットの取り扱いに必須となる特別教育を実施している。

 24日は北海道経済産業局と日鉄ファーストテックが見学した。人が近づくと作業が遅くなったり、接触すると停止する協働用ロボットが、段ボールを運んだり、文字を認識して指定の場所に仕分けする様子を見学した。

 道経産局地域経済部製造・情報産業課の野島滉太さんは「ロボットが中小企業にも普及していけば、人手不足の問題も少しは緩和されるのではと感じた。このセンターから地域に波及していってほしい」と感想を述べた。

 高校生や大学生の見学も受け入れてきたTRCだが、修学旅行の見学先としても検討されている。松見社長は「子どもはロボットを見たり、動かしたりすることでいろんな創造力が働く。人がやっている作業をロボットにやってもらうためにはどうすればいいのかを考えることは良いこと」と今後の活用を見据えた。

 見学は個人・法人問わず随時、受け付け中。問い合わせはTRC、電話0143・84局8812番へ。

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