北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

「摩周そば」間もなく 収穫ピーク【弟子屈】

 【弟子屈】町の特産品「摩周そば」の収穫がピークを迎え、町内の畑で丹精込めて育てられたソバの実が次々と乾燥調製施設に運び込まれている。新そばが食べられる日ももうすぐだ。

 摩周そばは香り高い薄緑色の麺が特徴で、摩周そば生産組合(猪狩広昭組合長)の9戸が栽培。ソバのほか、小麦、ビート、ジャガイモの四つを輪作している。生産量が少ないことから、「幻のそば」とも呼ばれている。

 通常のソバよりも10日ほど早い70~80日で刈り倒し、そのまま2、3日天日干ししてから拾い上げ、脱穀する。このため青い実が多く、薄緑の麺になる。また、しっかりと乾燥させて水分をより落とすことで、高品質にもつながる。

 25日は石狩別などの畑でコンバイン3台が天日干しを終えたソバを拾い上げていき、脱穀していった。実はダンプカーで、摩周湖農協のソバ乾燥調製施設に搬入し、ごみを取り除いて計量、貯蔵する。実のまま製粉会社に出荷したり、町内でそば粉をひいたりする。

 同農協によると、昨年の収穫量は10㌃当たり約90㌔だったのが、今年は72~76・5㌔と少なめ。暑さで虫が活動しなくなり、受粉が減ったほか、局地的な雨でソバが倒れたり、霜や干ばつで生育が悪かったことが原因だという。25㌶の畑でソバを生産している高橋正秀さん(57)は「ほかのソバより、ひと手間かけて作っている。丹精込めて育てた摩周そばを、ぜひ味わってください」と話していた。

 新そばは、収穫が終盤となる9月上旬までには流通する見通し。

次々とソバの実を拾い上げ、脱穀するコンバイン

ソバ乾燥調製施設に搬入されたばかりの実

関連記事

十勝毎日新聞

帯広の森50年 後世へ シンボルツリーを植樹【帯広】

 「帯広の森」の造成開始から50周年を迎え、記念植樹と森づくりの集いが19日、市内の帯広の森で行われた。市民ら約100人が見守る中、米沢則寿市長や歴代市長らは新たなシンボルツリーとなるハルニレの...

十勝毎日新聞

サクラマス稚魚放流 旭浜漁港で養殖試験 若手研究会【大樹】

 大樹漁協(神山久典組合長)と漁協所属の若手漁業者らによる研究会(高橋良典会長)は17日、大樹町内の旭浜漁港で、養殖試験用のサクラマスの稚魚を放流した。過去4年は、しけや赤潮の影響もあり出荷に至...

十勝毎日新聞

林業土木協会60周年を祝う 記念式典【帯広】

 帯広林業土木協会(萩原一利会長、26社)の創立60周年記念式典が17日、帯広市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれた。  同協会は1964年、会員31社で任意団体「帯広林工会」として設立。...

函館新聞

「函館の豊かな食に感動」 函館ロケ映画「おいしい給食」市原隼人さんが舞台..

 函館を舞台とした映画「おいしい給食 Road to イカメシ」(Ⓒ2024「おいしい給食」製作委員会、AMGエンタテインメント配給)が24日から新宿ピカデリーほかで全国公開されるに先立ち、先行上...

函館新聞

最後の土方コンテスト 東京の平野さんが優勝【函館】

 戊辰戦争の舞台となった五稜郭の歴史を後世に伝える「第55回箱館五稜郭祭」(協賛会主催)が18日、開幕した。初日は箱館戦争で命を落とした志士たちをしのぶ碑前祭が市内4カ所で行われたほか、今年で最...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス