ゴールデンカムイの主人公「杉元佐一」が作中で用いる三十年式歩兵銃を興味深そうに眺める大泉市長（Ｃ）野田サトル／集英社

　函館市の大泉潤市長は２６日、丸井今井函館店（函館市本町）で開催中の「連載完結記念　ゴールデンカムイ展」を視察し、同店の橋淳央社長から展示の案内を受けた。

　同展は、北広島市出身の漫画家、野田サトルさんの人気作品「ゴールデンカムイ」（集英社）の連載完結を記念した展覧会。

　大泉市長は同作の重要なカギを握るとなる金塊の位置を示した「刺青人皮（いれずみにんぴ）」を模したＴシャツ姿で来場。会場内では原画のほか、野田さんが作画資料として集めた三十年式歩兵銃などの無可動実銃やアイヌ民族に関する展示品を３０分ほどかけて丹念に見て回った。

　大泉市長は「ものすごく面白かった。展示会を見るため、１万数千人のゴールデンカムイのファンが全国から函館に来てくれたと聞き、感謝している。市としてもゴールデンカムイをＰＲし、函館観光に生かしたい」と話した。　

　同展は９月１０日まで。