全道大会出場を決めた新冠中吹奏楽部員ら

【新冠】31日から札幌コンサートホールＫｉｔａｒａで開かれる全道大会に出場する新冠中吹奏楽部（宮本那智部長）の部員15人が24日、町役場を訪れ鳴海修司町長や山本政嗣副町長、奥村尚久教育長に大会への決意を述べた。

　同校吹奏楽部は３年生７人、２年生１人、１年生７人。５日に苫小牧市民会館で開かれた第68回日胆地区吹奏楽コンクール（日胆地区吹奏楽連盟主催）の中学Ｃ編成（25人以内）で各部最多の22校が出場する中、金賞を受賞した。全道大会出場は２年ぶり４度目。

　演奏した自由曲「想ひ麗し浄瑠璃姫の雫」（樽屋雅徳作曲）は指揮をとった顧問の石澤和也教諭が「めりはりのきいた和風の曲」として選曲。４月上旬から個人練習、パート練習、合奏を繰り返し、７、８月は町と交流のある昭和音楽大（神奈川県川崎市）から外部講師を招いて技術を磨いた。また、７月のにいかっぷふるさと祭りや20日開催の日高管内吹奏楽祭にも参加して演奏に磨きをかけている。

　町役場を訪れた同部の宮本部長（３年）は「全道大会出場を獲得しました。地区大会での反省を生かして全道大会での金賞を目指し精一杯頑張りたい」、石澤教諭も「生徒とともに全道大会で金賞獲得が目標です」と話した。鳴海町長は「皆さんおめでとう。まだまだ暑い日が続きますが、熱中症対策をとりながら、日頃の成果を発揮してきてください」と激励した。

　全道大会中学Ｃ編成（26校出場）は大会２日目の９月１日に行われ、新冠中は10番目の午前11時15分ごろを予定している。