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釧路新聞

勉強する意義語る 東大アイホ部が釧湖陵高生と交流【釧路】

 20日から釧路市で強化合宿を行っている東京大学アイスホッケー部が22日、釧路湖陵高校を訪れ、集まった25人の生徒たちを前に勉強する意義について話したり、質問会を開くなどして交流した。同大が学校訪問をするのは初めて。

 東大アイスホッケー部は関東大学リーグ2部に所属。部員は約40人で週5回、目標の同リーグ1部昇格に向けて練習に励んでいる。

 釧路合宿は毎年夏の恒例行事として定着しており、今年は28日まで9日間の日程を組んだ。例年、釧路の中学生と練習試合を行い、そのお礼に勉強会を開くなど、地域への還元もしている。

 今回は、昨年度単独校として復活した湖陵アイスホッケー部と初めて練習試合を実施し「相手をしてくれたお礼に何かできないか」との思いから実現した。

 この日は部員9人が訪問。始めにFW間宮健太さん(経済学部3年)が大学について「勉強、サークル、バイトなど、何にどれくらい時間を割くかを自由に決められる場所」と説明。「東京は釧路と違ってリンクの使える時間が限られている。深夜の12時から練習がスタートして、家に着くのが4時という生活を送っている」などと、自身のキャンパスライフについても話した。

 その後、1グループ東大生2人、湖陵生5~6人ほどに分かれ、質疑応答を実施。「勉強は好きだったのか」「集中する方法は」「得意教科と苦手教科の時間配分は」「集中できなくなった時はどうしたらいい」といった質問が飛び交い、東大生は一つ一つ親身に答えていた。

 同校の柴田元気さん(2年)は「日本トップの大学に通っている方々の今までの経験や今していることを聞けていい経験になった。将来やりたいことをするために、今すべきことが明確になった」と笑顔を見せた。

 同大のFW中村勇太主将(教養学部4年)は「まだ大学について何も分からないという声が多かったが、思い返せば自分たちもそうだった」とした上で、「分からないなりにも、もがいていくことが大事。何も定まっていない不安感はあると思うが、何かを成し遂げようという気持ちを持って頑張ってほしい」とエールを送った。

生徒(手前)からの質問に答える東大生

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