「一体感高める」地元出身・京谷ＨＣ

効果的なパス方法をチェックする選手ら

　車いすバスケットボール男子国内強化指定選手の合宿が２１日、室蘭市入江町の栗林アリーナで始まった。室蘭市出身で元日本代表の京谷和幸氏がヘッドコーチを務める。合宿は２７日まで行われる。

　同日午後４時ごろ、選手らは大型バスで会場入り。体育館に入りすぐにコートの感触を確かめ、ストレッチやドリブル、パスなど軽めの練習で汗を流した。

　京谷ヘッドコーチは「（次戦へ）地元室蘭から第一歩をスタートできることがうれしい」と笑顔を見せ、「チームビルディングで一体感を高める合宿に」と意気込んだ。

　駆け付けた青山剛市長は「室蘭での開催を誇りに思います。市民の車いすバスケへの理解を深めるきっかけにつなげたい」と選手らを鼓舞した。

　合宿中は、市内の学校訪問（２５日）や練習公開（２６日）、同会場で体験会や選手らとの交流会（２７日）も行う。

練習前のミーティングに臨む京谷ヘッドコーチ