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釧路新聞

周遊パス、ガイド多言語化を事業に ひがし北海道DMO総会【釧路市】

観光復活に向け協力を呼び掛ける上野会長(中央)

 道東地域の観光をけん引する「ひがし北海道自然美への道DMO」(上野洋司会長)は28日、釧路市阿寒湖温泉のあかん湖鶴雅ウイングスで2023年度総会を開き、今年度取り組む各事業においては、より一層の収益化を図ることを確認した。

 開会に当たり、上野会長が「北海道は観光の変換期に来ているが、東北海道はコロナから少し立ち遅れている。われわれの役割は今後さらに大きくなると考えているので、皆さまのご協力を一層お願いしたい」とあいさつ。来賓で北海道観光振興機構特別顧問を務める大西雅之氏(鶴雅ホールディングス社長)は「大変な時期を過ごしてきたが、今年はいよいよ自力で立たなければならない。コロナから完全に復活していこう」と呼び掛けた。

 議事では、昨年度の実施事業や収支決算、今年度の事業計画、予算案が示され、満場一致で承認。昨年度の収支は、着地型観光推進に重要度の高いマーケティング事業に力を入れたことなどもあり、支出が収入を240万円程度上回ったが、同DMOの野竹鉄蔵専務理事は「今後の戦略としての布石になり、販促につなげて回収していく」との考えを示した。

 今年度事業計画では、マーケティング」「着地型観光」「人材育成」「サスティナブル確立」などを柱とし、夏季と冬季の定額料金制商品企画のほか、新たなコンテンツを取り入れた周遊パスの造成、定期観光バスのガイド案内における多言語化、富裕層の個人客をターゲットとした戦略の策定などに取り組む。

 野竹専務は「マネタイズの実現を進めていかなければならない1年で、より一層厳しい年となる」としながらも、「コロナ禍で集積してきたデータや取り組みを総合的に昇華させていく」と意欲を示した。

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