ダイキチ11年連続ボス のぼりべつクマ牧場
のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)の「ダイキチ」(雄、17歳)が、今年の第20代ボスグマに決まった。就任は11年連続で、在任期間の最長記録を更新した。9年を誇った「マツ」の記録を昨年塗り替えていた。
同牧場は毎年、5~7月の発情期に活発化する威嚇やマーキング行動を基準に、その年のボスグマを決めている。今年は繁殖最盛期の6月も平穏で、ダイキチは時折ライバル個体と威嚇し合うことがあったものの、一歩も引かなかったという。飼育担当者は「ダイキチは威風堂々としており、まだまだ引退の文字は見えない。今後も温かく見守っていきたい」と話している。
同牧場によると、ダイキチは2006年1月生まれ。13年7月に7歳でボスに就任して以来、その座を守り続けている。21年計測時の体重は480キロ、鼻先から尾の付け根までの体の長さ(頭胴長)は2・3メートル。
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同牧場は8月5日から、果物入りの氷塊を子グマに与える夏恒例「氷中果物ガリガリタイム」を始める。8月中の土日と11~15日までのお盆時期に各日午前11時45分から実施する。園内を巡るクイズラリーは現在開催中で、同31日まで。
今年生まれた子グマ5頭は初めて氷に触る。広報担当者は「子グマたちが氷を頬張るかわいらしい姿を見て」と呼び掛けている。
クイズラリーは、園内5カ所の看板のクイズにスマートフォンを使って答える。全問正解者の中から抽選でオリジナルタンブラー&缶バッジ(5人)やオリジナルステッカー(65人)が当たる。