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苫小牧民報

市場活性化へスペース活用 教室やイベントに貸し出し 苫花

苫小牧市末広町2の苫花地方卸売市場を運営する花卉(かき)仲卸・苫花(鈴木幹也社長)が、市場を市民に身近な場所にしようと力を入れている。市場の一角をプレゼンルームに改装し、イベントなどへの貸し出しを開始。20日に第1弾のフラワーアレンジメント教室が開かれ、市民8人が普段足を運ぶことのない市場で、色鮮やかな花との触れ合いを楽しんだ。

市場を活性化しようと初開催されたフラワーアレンジメント教室

 同社は市場の民間活力導入により、1月に市から旧公設地方卸売市場花き部の移譲を受け、施設の有効活用やイベント開催を推進している。14日には同社などで組織する市場活性化連絡協議会が、花の移動販売「フラワーカー」を市役所前で初開催して好評だった。市場と市民をさらに近づけようと、2階の一室約33平方メートルをイベント利用できる場所に改装し、花にまつわる催しを開くことを条件に、1時間2500円で貸し出すことに決めた。

 20日に同スペースの利用初日となるフラワーアレンジメント教室が開かれた。白老町でプリザーブドフラワー、ドライフラワーなどを使ったギフト制作、フラワーサークルを展開する花の雑貨店「jill's garden」の西村由佳代表が主催。参加者8人が市場に入荷した岩見沢産ヒマワリ、三石産ソネット、恵庭産ブプレリウムなどの花計11種類を使い、直径約40センチの木製籠の飾り付けに挑戦した。

 西村さんは「大きい花から飾っていくとイメージしやすい」「高低や奥行きを持たせるときれいに仕上がる」「つぼみ状態の花も入れるとプロ感が出る」などと丁寧に手ほどきし、参加者は夢中で花と向き合った。西村さんはかつて市内生花店で勤務し、苫花関係者との縁もあって教室を企画し、「私たちの身近に花があふれていることに気づいてもらえたら」と期待していた。

 苫花の北村徹夫市場長は「プレゼンルームを有効利用しながら、『苫小牧は花のまち』『花に関していろんな取り組みをやっている場所なんだ』と思われるようにしたい」と意欲。市場活性化につなげようと、イベント開催などで積極的にスペースを貸し出す考えで「他業種ともつながるきっかけになれば」と未来図を描いている。

 スペース活用の問い合わせは苫花 電話0144(38)8787。

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