北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

室蘭民報

夏の地球岬に案内所、訪日客らに「室蘭」紹介 市民観光ボランティア協【室蘭】

観光客に室蘭市内の見どころを紹介する野村会長(中央)

 夏の観光シーズンが本格化し、室蘭の景勝地・地球岬にも多くの観光客が訪れている。今年はコロナ禍が落ち着きを見せ、国内だけでなくインバウンド(訪日客)が増加。室蘭市民観光ボランティアガイド協議会(野村滋会長、55人)は、母恋南町の地球岬展望台に恒例の観光案内所を開設した。毎日3人態勢で、訪れる人に室蘭の歴史や食、お勧めスポットを紹介している。

 案内所は25日に設置。初日は香川や愛知、海外では韓国や香港などから昨年の初日より159人多い635人の観光客が訪れた。ガイドたちは「こんにちは」「どこからお越しですか」と声を掛け、室蘭の見どころやグルメを紹介していた。

 政府観光局が19日発表した推計によると、6月の訪日客は207万3300人で、2020年1月以来初めて月間200万人を上回った。

 案内所でも今年は韓国からのインバウンドを筆頭に、コロナ禍以前の集客数近くまで回復傾向という。市観光課によると、昨年地球岬を訪れた1日の最多人数は3524人で、今年はすでに大型連休期間中の5月5日に4624人を記録。同協議会の野村会長は「土日は大型観光バスが一日に10台以上来る」と言い、観光シーズンを迎え、さらなる集客が見込まれる。

 同協議会には英語を話せるガイドもいるが、近年は中国語圏のインバウンドと、スマートフォンの翻訳アプリを使い意思疎通を図る場面が増えた。ガイドたちは「便利になった」と笑顔を見せていた。

 大阪から夫婦で道内各地を巡っているという河部忠さん(75)は「地球岬展望台からは360度見渡せて絶景だった」と満足そうに話した。

 観光案内所の開設期間は8月15日まで。時間は午前10時~午後3時。

関連記事

十勝毎日新聞

帯広の森50年 後世へ シンボルツリーを植樹【帯広】

 「帯広の森」の造成開始から50周年を迎え、記念植樹と森づくりの集いが19日、市内の帯広の森で行われた。市民ら約100人が見守る中、米沢則寿市長や歴代市長らは新たなシンボルツリーとなるハルニレの...

十勝毎日新聞

サクラマス稚魚放流 旭浜漁港で養殖試験 若手研究会【大樹】

 大樹漁協(神山久典組合長)と漁協所属の若手漁業者らによる研究会(高橋良典会長)は17日、大樹町内の旭浜漁港で、養殖試験用のサクラマスの稚魚を放流した。過去4年は、しけや赤潮の影響もあり出荷に至...

十勝毎日新聞

林業土木協会60周年を祝う 記念式典【帯広】

 帯広林業土木協会(萩原一利会長、26社)の創立60周年記念式典が17日、帯広市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれた。  同協会は1964年、会員31社で任意団体「帯広林工会」として設立。...

函館新聞

「函館の豊かな食に感動」 函館ロケ映画「おいしい給食」市原隼人さんが舞台..

 函館を舞台とした映画「おいしい給食 Road to イカメシ」(Ⓒ2024「おいしい給食」製作委員会、AMGエンタテインメント配給)が24日から新宿ピカデリーほかで全国公開されるに先立ち、先行上...

函館新聞

最後の土方コンテスト 東京の平野さんが優勝【函館】

 戊辰戦争の舞台となった五稜郭の歴史を後世に伝える「第55回箱館五稜郭祭」(協賛会主催)が18日、開幕した。初日は箱館戦争で命を落とした志士たちをしのぶ碑前祭が市内4カ所で行われたほか、今年で最...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス