摩周メロン出来上々 初出荷祝い豊穣祭【弟子屈】
【弟子屈】摩周メロン生産組合(窪内英和組合長)は26日、摩周メロンの初出荷を祝う豊(ほう)穣(じょう)祭を町農産物集出荷センターで開催した。今季も良い出来栄えで、8月中旬ごろまで販売される。
昼夜の温度差が大きいため、糖度が増して甘みが強いのが特徴で、今季は生産者7戸が赤肉と青肉を合わせて約2万個を出荷する計画。生産量が少なく、出荷先が直売所や郵便局のふるさと小包などに限られており、市場には出回らないことから「幻のメロン」と呼ばれている。
今年は、4~6月が天候に恵まれた一方、5月に朝の気温が氷点下になる日が続いたほか、7月にはひょうや長雨が降るなど生育への影響が懸念されたが、無事に高品質のメロンが実り、今月23日に出荷が始まった。
豊穣祭では、今年就任した窪内組合長が「網目模様がきれいで、大きさも十分。糖度は14~16度」と報告し、「幻と言われているが、一人でも多くの方に食べてほしい」とあいさつ。徳永哲雄町長、摩周湖農協の望月信雄代表理事専務、弟子屈郵便局の藤原将男局長がメロンにナイフを入れた。
今季の価格は1個1000~2000円ほどで、桐箱入りは6000円から。町農産物集出荷センターに併設した直売所や、摩周湖農協、郵便局のふるさと小包などで取り扱っている。
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