２７日までの３日間、釧路市民陸上競技場で１０年ぶりに開かれている北海道中学校陸上競技選手権大会は、初日、２日目とも気温が高くなる過酷なコンディションとなった。そんな状況を少しでも和らげようと、釧路市スポーツ振興財団は２６日、釧路アイスアリーナで整氷した氷を配る「氷都釧路」らしいおもてなしを行った。

　２５、２６日とも気温が高くなり、競技場内の気温は３５度を超える釧路には似合わない「猛暑日」に。同財団では「初日に倒れた選手がいると聞いた。きょうも３０度を超える気温ということで、少しでも役に立てば」と実施を決めた。

　氷は２㌧トラックの荷台約半分が埋まる量を配った。点呼地点の横に山積みにして置かれたり、スタート地点でバケツに入れられるなどした。選手たちは袋に入れて首に当てたり、クラウチングスタートする競技では、トラックの暑さでスタートに支障がでないよう、競技前に手を冷やすなど、大活躍していた。

　同財団は「この氷が少しでも好記録につながれば」と話していた。

氷を氷のうや袋に入れる選手たち