高額で落札された「セシリア２０２２」

【新ひだか】北海道市場のサラブレッド１歳馬の競り市「セレクションセール」（日高軽種馬農協主催）が25日、静内神森の同市場で開かれた。３０５頭（牡２１６頭、牝89頭）が上場し、活発なセリが行われた。新型コロナの制限もなくなり、今年も昨年に続き２日間開催となった。今年の４月２日開催のＧⅠ大阪杯で本セールで取引された「ジャックドール号」が優勝し、セール開始前に関係者に記念品が贈呈された。

　セレクションセールは厳選した馬だけが上場できる馬市で、上場申し込み馬の中から実馬検査や血統によって選抜された、３０５頭がセレクションセールに上場登録された。

　古川雅且日高軽種馬農協組合長は「本セールは厳選された馬が２日間で上場されます。昨日の展示から多数の来場をいただき、高い注目いただきながら市場開催が熱を帯びていることに感謝。購買者皆様の積極的なセリを期待したい」と開会あいさつ。

　この日は、１４９頭が上場され、上場番号16番の牡「セシリア２０２２」（父モーリス、日高町清畠・天羽牧場生産）が、５５００万円（税込）の高額で小笹芳央氏が落札し、開始40分程でセリの高額スタートを切った。