釧路の涼しさを逆手に取ったユニークなイベント「たの・うま・ベイフェスティバル～釧路ヒアガーデン２０２３」が８月１８日～９月９日（日曜日除く）、釧路リバーサイドエリア（ぬさまい広場）で開かれる。今年は昨年より１週間長く、過去最長期間での開催とし、さまざまなイベントとのコラボレーションや地元飲食店の飲食ブースも設置する。

　主催は「釧路たの・うま・ベイフェスティバル釧路ヒアガーデン協議会」（吉田勝幸実行委員長・釧路商工会議所青年部会長）。ヒアガーデンは中心市街地活性化などを目的に２０１２年に始まり、今年で１２回目。昨年から、市民がまちに誇りを持ってもらう「シビックプライドの醸成」を目指し、開催場所をリバーサイドに移して実施。期間中約４１００人が訪れた。

　今年は会場に５０個のドラム缶を置き、スタンディングバル形式でビール５００円（１杯４００㍉㍑）、ハイボール、日本酒、カクテルなどを提供する。地元飲食店ブースも設け、釧路産のツブを使ったツブ串や焼き鳥、おでんなどを提供する飲食店５店が出店。このほか、さまざまなステージイベントや他のイベントとのコラボなども企画している。

　また新しい試みとして、観光客の来場を呼び掛けるため、会場周辺のホテルに５００円分の無料券を２０００枚配布するほか、会場横の釧路川を周回する「夕日クルージング」も数日間実施する予定。

　吉田委員長は「この会場でいろんな交流が生まれることを期待している。ＳＮＳでも釧路の魅力や涼しさをどんどん発信してほしい」とＰＲしている。

　 期間中の営業時間は午後５時～同８時。雨天中止。キッチンカーの出店者は引き続き募集している。前売りチケットは３１日から、栄屋酒店、釧路センチュリーキャッスルホテル、同会議所で発売、２２００円分を２０００円で購入できる。チケットがない場合は当日現金払い。

　問い合わせは０１５４（４１）４１４１。同イベントの詳細はＱＲコードから。

釧路ヒアガーデン２０２３をＰＲする吉田委員長（中央）ら