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日高報知新聞

港の役割など学びを深める 室蘭開建浦河港湾事務所主催 浦河港みなと見学会【浦河】

デッキの上で海を見学する4年生たち

 北海道開発局室蘭開発建設部浦河港湾事務所(大黒俊一所長)主催の浦河小4年生を対象とした「浦河港みなと見学会~港湾整備への理解や親しみを深めてもらうために~」が20日、浦河港などで開かれ、港の役割や機能など学びを深めた。

 見学会は同事務所が港湾の役割や機能を紹介し、浦河港の整備事業への理解や親しみを深めてもらうことを目的として、地元の小学生を対象に、苫小牧港湾事務所で普段は港の点検を行う港湾業務艇「はやぶさ」に乗船して開催。

 最初に町生涯学習センターで魚について学習。大黒所長があいさつで「私たちは港を作る仕事をしている。今日は船に乗って海の見学をしてもらい、知らないこともあると思うので、よく聞いて、楽しく学んで下さいね」と4年生児童11人へ呼び掛けた。講座は日高振興局日高地区水産技術普及指導所の職員が「浦河で獲れる魚について」の講話。浦河で獲れる海産物は約130種類で、令和3年の漁業生産高は数量が約6567㌧、金額は約10億円と聞くと児童たちは驚きの声を上げ、沖合底曳き漁業とスケトウダラ刺し網漁業、サケ定置網漁業の仕組みなどを学んだ。

 このあと港に移動し、全員が救命胴衣を着用して「はやぶさ」へ乗船内で注意事項を確認し、船は出発。職員が海にあるケーソンや防波堤などの建造物の説明やクイズを出しながら港近くの海を回り、児童たちも興味津々で窓の外をのぞいた。青空の下、後方デッキの上に出ると、さらに児童たちの気分も盛り上がり、多少揺れる船に動じず、安全を確認しながら心地よい風を浴び、岸壁で手を振る人々に手を振り返し、約30分の見学を終えた。

 中尾拓弥君(9)は「船に初めて乗るので最初は緊張していたけど、いい体験になりました。海には鳥も魚もいる。海の環境が悪くならないように、ごみを捨てません」、伊藤こはるさん(9)は「外に出て海を見れたのが楽しかったし、クイズや船の違いを説明してくれてよかった」と満足げに話した。

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