表彰を受けた伊藤教諭（中央）。左は行徳教育局長、右は藤島校長

【日高】令和４年度文部科学大臣優秀教員表彰の伝達式が８日、富川高校校長室で開かれ、受賞した伊藤亜希教諭（42）を表彰した。

　文部科学大臣優秀教員表彰は、学校教育における教育実践などに顕著な成果を挙げた教職員について、その功績を表彰するとともに広く周知し、併せて教職員の意欲及び資質能力の向上に資することを目的として、平成18年度より学校教育において顕著な実績を挙げている教職員を表彰している。

　伊藤教諭は、苫小牧工業高校定時制を振り出しに「国語」を担当。富川高校においてＩＣＴをいち早く取り入れ、国語教育に活かした実践が評価され「学習指導」の分野で受賞した。

　伝達式には、藤島尚子校長、日高教育局職員が見守る中、行徳義朗日高教育局局長から伊藤教諭に表彰状と記念品が手渡された。

　行徳局長は「国語教育にＩＣＴ（情報通信技術）を取り入れ優れた指導をされ素晴らしい。道教委としても、この実践方法を各学校に広めていき活用してもらいたい」と話した。

　伊藤教諭は「大変身の引き締まる思いです。ＩＣＴを取り入れ、意見を言わせたり表現したり対話的な授業を行っており、人とのコミュニケーションを補助する役割に活かしている。国語教育に活かすことができるので、今後は後進に広め一層の発展に貢献したい」と語った。

　藤島校長は「日頃の取り組みの成果が認められた。いち早くＩＣＴを取り入れ活用している。町より１人１台タブレット端末を購入するための補助金をいただく恵まれた環境にある。さらに活用し、子どもたちが成長してくれることを期待している」と述べた。