クラウドファンディングの目標を達成したクレインズ。プレーオフへ闘志を燃やす

　釧路を本拠地とするアイスホッケークラブチームのひがし北海道クレインズは、１１日から２６日までインターネットを通じて出資を募っていたクラウドファンディング（ＣＦ）の受け付けを終了。総額は７９２万７２４５円と目標金額の５００万円を大きく上回った。

　１月２９日に、ひがし北海道クレインズとして初めてアジアリーグのプレーオフ進出が決まったが、敵地まで遠征する資金がチーム経営に大きな影響を及ぼす見込みであることから、実施を決めたもの。クレインズは２５日の栃木日光アイスバックス戦で敗れたため４位が確定。レギュラーシーズン首位チームと敵地で戦うこととなった。

　このまま順位に変動がなければ、首位を走るＨＬアニャンの本拠地である韓国・安養に遠征となる。３月４、５日の同シーズン最終戦でアニャンが東北フリーブレイズに連敗を喫し、レッドイーグルス北海道がアイスバックスに連勝した場合のみ、レッドイーグルスのホーム・苫小牧への遠征となる。

　ＣＦは初日の１１日から目標額の４４・７％に当たる２２３万５０００円、翌日には半分以上となる２７０万９０００円に到達。開始５日時点で５４７万９０００円と目標へ到達した。その後も金額を伸ばし続け、最終的に７９２万７２４５円の支援を得た。

　チームでは「皆さまから頂戴しました熱い思いを胸に、プレーオフファイナル進出。そしてリーグ優勝に向けてチーム一丸となって戦って参ります」と意気込んでいる。プレーオフ初戦のセミファイナルは３月９、１１、１２日に行われる。