北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

函館の食と歴史文化学ぶ旅 札幌国際大学生16人が地域探求【函館】

函館国際ホテルで特別メニューを味わう学生

 札幌国際大国際教養学科1年生16人が21~23日、2泊3日の日程で来函し、函館の食と歴史文化を学んだ。訪問先のホテルやレストランでは、海藻など道南の食材にこだわった料理に舌鼓を打ち、食材が生まれた土地の特徴について理解を深めた。

 選択科目「地域探究Ⅰ」のフィールドワークで、全15回のうち、8回が函館に関する座学学習、4回がフィールドワーク、3回が現地研修の振り返りに当てる。担当の遊佐順和教授(地域資源論)が引率した。

 一行は21日、函館国際ホテルを訪れ、木村史能総料理長が特別メニューを提供。ガゴメコンブやホソメコンブ、アカモク、アオノリの海藻4つと、タラや王様しいたけ、タマフクラなど道南食材をふんだんに使った7品を堪能した。

 木村総料理長は「薬膳の手法を取り入れたメニューの組み立てになっている。薬膳は中国伝統医学の理論に基づく。薬膳は方向性を決め、食材をピックアップし、調理するので普通の料理より完成度が高い」と紹介。学生たちは「健康を意識した前菜盛り合わせ」「フカヒレと函館産ガゴメコンブのとろみスープ」などを味わった。久米悠里さん(19)は「普段食べたことがない料理なので、おいしい。函館に来るのは今回が3回目で、前回は小学生だったので、前回とは違ったまちの見方ができれば」と話した。

 23日には、レストランバスク(松陰町)で、深谷宏治オーナーシェフが「渡島半島コース」を振る舞った。深谷さんは函館西部地区バル街実行委代表も務め、食を通じたまちづくりの一端に触れた。

 学生は市立函館博物館や函館山、箱館奉行所、五稜郭タワーを見学したほか、4グループに分かれ、現地活動も行った。遊佐教授は「西部地区の街並み、景観の良さを現地で確認するとともに、食卓から食材豊かな道南の特色を体感してほしい」と話していた。

関連記事

十勝毎日新聞

「菖蒲湯」身清め香りで邪気払い 端午の節句で自由ケ丘温泉【帯広】

 帯広市内の自由ケ丘温泉(自由が丘4、鳥谷繁樹代表)で5日、端午の節句に合わせて「菖蒲(しょうぶ)湯」が登場し、入浴客を楽しませた。  中国では厄払いや薬草としてショウブを湯に入れる風習があ...

十勝毎日新聞

日本の文化、神社で体験 外国人対象にモニターツアー【浦幌】

 浦幌神社(背古宗敬宮司)は今年度から、インバウンド向けの日本文化体験ツアーを行う。4月20、21の両日には「外国人日本文化体験モニターツアー」を同神社などで実施。参加者が神道体験など多彩なメニュ...

十勝毎日新聞

エスコンで町の魅力発信へ 10~12日PRブース【幕別】

 幕別町観光物産協会(事務局・幕別町)は10~12の3日間、プロ野球北海道日本ハムファイターズの公式戦が行われるエスコンフィールド北海道(北広島市)に幕別町のPRブースを出展する。  球団が...

函館新聞

こいのぼり150匹風に泳ぐ 函館・湯の沢神社【函館】

 5日は「こどもの日」―。函館市滝沢町の湯の沢神社では、今年も約150匹のこいのぼりが風に泳ぎ、多くの親子連れらを楽しませている。5日まで。  同神社総代の建設業、西尾次雄さん(76)が201...

函館新聞

笑顔あふれる人形が歓迎 宮竹さん8日から6年ぶり作品展【函館】

 旭川在住の人形作家、宮竹真澄さん(74)による作品展「心のふる里人形展」が8日から函館市地域交流まちづくりセンターで開かれる。函館では2018年以来通算4回目。近作を含む50作品(150体)の...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス