郷土作家の力作一堂に 釧路市立美術館で作品展【釧路】
地元の芸術家の作品を一堂に集めた第70回釧路郷土作家展・美術部門(釧路市教育委員会、同美術館主催)が18日、釧路市立美術館(市生涯学習センター3階)Aギャラリーで始まった。油彩や日本画、版画、彫刻など45点を展示している。
同展は地元釧路を拠点に活動する作家たちの作品を発表する場として毎年、美術と書道・写真の2部門に分けて実施している。
長内紀子氏(2022年度釧新郷土芸術賞受賞者)のF130号の大作「LOVE(地中も)」、深谷榮樹氏(1986年度同賞受賞者)の「シタカラ(阿寒)」、羽生輝氏(1972年度同賞受賞者)の「北の浜辺(夕霧)」、竹本万亀氏(2018年度同賞受賞者)の「第3の居場所」など郷土作家の力作が並ぶ。
また、同美術館Bギャラリーではコレクション展「抽象の世界」(同美術館、釧路市民文化振興財団主催)が3月26日まで開かれている。同美術館や市所蔵の作品から抽象画をセレクトした珍しい展示。2年前に同美術館で個展を開催した上野憲男氏の「青い淵」、阿部ススム氏の「壁の中のリズム」「愛の出会い」、西村計雄氏の「ブローニュの晩秋」などが並ぶ。
同美術館の塩田剛久館長は「郷土作家の新作発表の場でもある展覧会。若い方々にもそれぞれの作家が思いを込めた力作をみてもらいたい」とアピールしている。月曜休館。午前10時~午後5時。釧路郷土作家展は入場無料、コレクション展は一般140円(大学生以下と身障者など福祉手帳の交付者および付き添い者は無料)。問い合わせは、同美術館0154(42)6116へ。
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