初年度は11月末まで、登別温泉「低速電動バス」 運行計画案を承認、協議会【登別】
来月27日スタート
登別市地域公共交通活性化協議会(会長・千葉浩樹市民生活部長)の2022年度第2回会議が16日、市役所議場で開かれ、3月27日に登別温泉で道内で初めて本格運行する低速電動バス「グリーンスローモビリティ」の運行計画案を承認した。ルートは登別温泉ターミナルを始発に、地獄谷入り口などを通る。
運行計画案によると、ダイヤは平日が1台運行で午後2~7時の1日9便。休日は2台体制で午前9時~午後7時の1日28便とする。毎週火曜日は運休とし、初年度は11月30日までの210日間程度運行する予定という。
登別温泉ターミナルを始発とするルートは、極楽通り商店街を通って地獄谷入り口、大湯沼天然足湯などを走る。
乗車料金は1回200円、1日券を500円で販売する見通し。支払い方法は現金のほか、QRコード決済にも対応する。バスは車両メーカー「シンクトゥギャザー」(群馬県)が製造する「eCOM―10」(定員22人)2台を使用。登別国際観光コンベンション協会(唐神昌子会長)が運行主体となり、市が車両を無償貸与。運行は道南バスに委託する。
委員からは「初年度は11月末までの運行期間、今後の冬季運行の考えは」と質問。運行計画の作成などを市から委託されている日本データサービスは「11月以降に冬季の実験を行い問題がなければ24年度は通年運行していきたい」と述べた。
この日の協議会には公共交通事業者や道路管理者、市、学識経験者、地域住民など12人が出席した。
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