全身から湯気を上げてサウナから出てくる参加者

　【網走】あばしりオホーツク流氷まつりの新イベント「流氷サウナフェスタ」が同まつり期間中、市エコーセンター中庭で開かれた。

　ブームとなっているサウナを酷寒の中で楽しんでもらおうというもの。オホーツクサウナクラブが開催に協力した。

　会場にはテントサウナ３張とサウナカー１台が用意されたほか、サウナには欠かせない水風呂に代わって氷の浮かんだプールも設置。道内外から集まった45人のサウナ好きに、オホーツクの寒さの中で〝整って〟もらった。

　テントサウナから出てくると、みな外気との温度差で全身から湯気がもうもうと立ち上り、流氷まつりの見物に訪れた人たちも「えーっ、すごい寒そう」とびっくり。

　そんな外野の声をよそに、参加者は氷の浮かぶプールにザブン。「気持ちいい」「最高！」と、酷寒サウナを満喫していた。

　サウナで「整う」とは、サウナと水風呂を繰り返すことで体内の血流が良くなり、脳がリラックス状態になること。「サウナトランス」ともいわれる。

　同フェスタに参加した人たちも、サウナからプールにつかり、中には積もった雪にダイブする人もいたが、だれもがまさに〝すずしい顔〟で、まつりの来場者を驚かせていた。