【新ひだか】北海道高文連主催の「第56回全道高等学校書道展・研究大会」が11月14日から12月15日までＷｅｂ上で開かれ、静内高校（池亀貞則校長、生徒４９４人）２年の水野衣咲季さんが来年７月30日から８月３日まで鹿児島県で開催の全国総文祭に出場する推薦候補者に選出された。このほか、藤田知里さん（３年）が文化連盟賞（57人受賞）を受賞し、佐藤ひかりさん（同）、藤川美咲さん（同）、江田楓さん（２年）の３人が優秀賞を受賞した。

　道内11支部予選を勝ち抜いた１３８校７８５点の作品が出展。「でっかく生きる～気高く、ひたむきに～」を大会テーマに、感性あふれる書道作品の中から全国出場となる道高文連盟賞17人が選ばれた。

　水野さんの作品は、中国の墓碑「爨宝子碑（さんぽうしひ）」を臨書したもので、漢字11文字を力強く縦１３５㌢、横35㌢の半切用紙に表現した大作。小学３年生から習字教室に通っていた水野さんは「上達するのが目に見えてわかり、書道が楽しい」と話し、「日々練習を重ね、作品制作に取り組むことができたのは指導してくださった先生のおかげ。感謝の気持ちを忘れず、よりよい作品となるよう努力していきたい」と気を引き締めていた。

　文化連盟賞を受賞した藤田さんは「この賞は、自分一人ではなく『みんなで取ることができた賞』。高校生活の最後に素晴らしい思い出ができたことを一生忘れません」と話した。

全道書道展の受賞を喜ぶ左から江田さん、水野さん、藤田さん、佐藤さん、藤川さん