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十勝毎日新聞

「あと一歩」落胆も感謝 サッカーW杯【帯広】

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は日本時間6日午前0時から、決勝トーナメント1回戦が行われ、日本は激闘の末、クロアチアにPK戦で敗れた。帯広市内のスポーツバーなどにはサポーターらが大挙し、前回大会準優勝チームからの勝利を願って声をからして応援した。史上初となる8強進出の快挙は逃したが、「夢を見せてくれた」「日本代表、ありがとう!」など健闘をたたえる声が相次いだ。

PK戦での敗退が決まり、がっかりした表情を浮かべるサポーターら(帯広市内のゴールウェイ)

 大型スクリーンを備える市内のアイリッシュパブ「ゴールウェイ」(西2南10、中村徹店長)には約100人が訪れて観戦。日曜(11月27日)午後7時から行われた1次リーグ・日本対コスタリカ戦に匹敵する多さで、代表への期待の高さがうかがえた。

 日本のレプリカユニホームを着たファンや日の丸をフェースペイントした人などがスティックバルーンを打ち鳴らして、「ニッポン!」と熱を帯びて声援。前半43分に前田大然選手が先制点を決めると、「いけるぞー!」と雄たけびが上がった。

 後半10分に同点に追い付かれても、三笘薫選手や浅野拓磨選手らが投入されると1次リーグで強豪を次々と撃破したムードに。しかし、試合は90分では決着が付かず、延長に突入。互いに譲らぬ緊迫した展開から、息をのむように声援が静まる瞬間もあった。

 迎えた運命のPK戦。南野拓実選手、三笘選手が連続で止められると「うわあー!」と悲鳴が上がり、頭を抱える人も。敗退が決まった瞬間には多くの人たちが言葉を失い、ぼうぜんとスクリーンを見詰めていた。

 観戦した市内の会社員今龍一さん(27)は「互角の戦いだった。あと一歩だったので本当に悔しい。ベスト8という新しい景色を見ることはできなかったが、ドイツ、スペインを破って夢を見させてもらった」。音更町の会社員図書(ずしょ)勇汰さん(25)は「惜しくも敗れたけど、感動させてもらった。本当にありがとうと言いたい」と選手たちをたたえていた。

 中村店長(37)は「日本代表の活躍のおかげで多くのお客さんに来てもらい、コロナ禍の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように盛り上がった」と代表フィーバーを振り返った。

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