しめ縄リース作りに挑戦する親子

　【網走】市民が日ごろ取り組んでいるさまざまな学習活動を紹介する、生涯学習のテーマパーク「あばしりまなび塾フェスティバル」が、市エコーセンターで開かれた。

　このイベントは、サークルや団体が日ごろ取り組んでいる学習や活動を市民に紹介。来場する人たちが「露店を見て歩く」ように体験する〝生涯学習のお祭り〟として毎年、同センターのオープン日に当たる11月23日に開いているもの。

　過去２回は新型コロナのため中止となっており、今回は３年ぶりの開催となったが、依然として新型コロナがまん延していることから、例年のオープンイベントではなく、事前申し込みで参加人数を絞ったうえで開催した。

　各階には、同センターで活動する団体が工作や体験のブースを設け、事前に申し込んだ親子連れなどが各ブースを巡り歩いた。

　組みひもとしめ縄のリース作りでは、たくさん用意された水引きなどから、お気に入りの飾りを選んだが、女の子は「これっ」とすぐに選んだり「うーん、どれにしよう」と悩んだりと、さまざま。

　講師やボランティアの人たちに教わりながらしめ縄のリースが出来上がると、女の子は「早く飾りたい」と、正月が待ちきれないようだった。

　このほか、ビー玉２つと輪ゴムで作るこま、発泡スチロールの玉をつないで作る立体パズルなどの工作コーナーがあり、子どもたちが一生懸命に作っていた。

　中庭では、しゃぼん玉とたこ揚げの体験コーナーが設けられ、子どもはもちろん大人も盛り上がっていた。

　子どもたちのもう一つの楽しみは、センター内に張られた妖怪の絵10枚を探して回る「妖怪クエスト」。壁に妖怪の絵を見つけた子は「あった！」と駆け寄り、何の妖怪かを確かめると、手に持った台紙にチェックを入れていた。

　このほか、アトリウムロビーでは子ども合唱団ＫＩＤＳコール、ジュニア弦楽合奏団アルモニアヴィオーレのミニコンサートも開かれた。