北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

網走タイムズ

オホーツク圏初のオーガニック専門店 無添加ごはん88(葉っぱ)オープン

中心市街地にオープンした「無添加ごはん88」

 【網走】市南4東1、フロムワンEASTビル1階に、オホーツク圏初のオーガニック専門ショップ「無添加ごはん88(葉っぱ)」がオープンした。無添加、有機栽培の食品はもちろん弁当やおにぎりも取り扱っており、安全安心、また健康指向の市民から注目を集めている。

 同店は8月8日にオープン。代表の中嶋桃子さんは「店名に『葉っぱ』とつけたかったので、無理矢理その日にオープンしました」と話す。

 店舗は、旧釧路新組網走支店の建物。中心市街地で営業したいと物件を探していたが、料理もするため厨房が必要。よさそうな物件があっても、厨房や水回りの設備がなく、新たに設けると出費がかなりかさむため悩んでいたという。

 現在の店舗は元金融機関で、建物に厨房はないが、同店の前に営業していた店舗がすでに厨房を設置していたので、この建物に決めたという。

 無添加や有機栽培を販売する店舗を始めるきっかけとなったのは、フィットネスインストラクターや運動指導を手がけている中嶋さんが、コロナ禍で時間に余裕が出来たこと。

 料理家で、ファスティング(断食)指導士も務める同店スタッフの1人、林嘉さんから指導を受けるうち、食品の添加物なども考えるようになったのが、専門店の立ち上げたきっかけと話す。

 通常の商店と違い、無添加や有機栽培のものを扱うとなると、仕入れ先も限定されるが、自分たちで良い商品を探して仕入れ、時にはメーカーと直接交渉することもあるという。

 そんな試行錯誤を重ねながら取り扱いを増やしてったところ、当初は200品目だった取り扱いが、現在は約300品目にまで増えた。もちろん、これからも良いものを提供していくため、品探しは常にしていくという。

 これら食品に加え、予約制のランチや弁当、玄米おにぎりも人気を集めている。

 週替わりの「88ランチプレート」は、その日に入った食材を使った無添加料理1品と玄米、副菜、野菜のセットを1320円で提供している。料理はもちろん林さんによるオリジナルだ。

 「NISIKIYAのカレー」(1100円)は、同店で扱う無添加のレトルトカレーを使用。ランチメニューにレトルト―と思われそうだが、同店の商品を試してもらう意味もあり、メニューに加えているという。

 このほか、日替わりのみそ汁、知る人ぞ知る市清浦の坂本豆腐店のコンニャクを使った「88風わらび餅」、おにぎりもあり、いずれも無添加。素材本来の味を楽しめる。

 同店の取り扱いは食品のみならず、洗剤や柔軟剤といった生活雑貨にも及ぶ。いずれも「海に流れ出ても、安全なもの」(中嶋さん)を選んでいる。

 また、スペイン産のオリーブオイルは「量り売り」もしている。

 昔は酒や調味料など、量り売りは珍しくなかったが、近年は必要な量に応じた何種類かの容器で売られていることが多い。

 プラスチックの排出削減など、エコな取り組みが定着し、大手メーカーも現在は容器を再利用できる「詰め替え用」などを販売しているが、詰め替え容器がこみになるので大きな変化はない。

 一方、昔ながらの量り売りは、購入時に使う容器、家庭で使う容器とも使い続けられるので、よりエコを意識した販売といえる。中嶋さんも「梱包や容器など、少しでも減らしていければ」と、量り売りのメリットを話す。

 現在のスタッフは、中嶋さんと林さん、遠藤有紗さんの3人。「自宅の調味料をひとつ、無添加に替えるだけでも違いが分かります。オホーツク圏でも数少ない、無添加や有機栽培の品物を扱う店なので、多くの人に来てほしい」と話すとともに「こういう品物が欲しいというリクエストにも応えていくので、ぜひ声を寄せてほしい」と、来店を呼びかけている。

 営業時間は、午前11時から午後5時まで。土曜日、日曜日は定休。問い合わせは☎67―8170へ。

店内の棚には無添加の調味料がずらりと並ぶ

関連記事

十勝毎日新聞

「菖蒲湯」身清め香りで邪気払い 端午の節句で自由ケ丘温泉【帯広】

 帯広市内の自由ケ丘温泉(自由が丘4、鳥谷繁樹代表)で5日、端午の節句に合わせて「菖蒲(しょうぶ)湯」が登場し、入浴客を楽しませた。  中国では厄払いや薬草としてショウブを湯に入れる風習があ...

十勝毎日新聞

日本の文化、神社で体験 外国人対象にモニターツアー【浦幌】

 浦幌神社(背古宗敬宮司)は今年度から、インバウンド向けの日本文化体験ツアーを行う。4月20、21の両日には「外国人日本文化体験モニターツアー」を同神社などで実施。参加者が神道体験など多彩なメニュ...

十勝毎日新聞

エスコンで町の魅力発信へ 10~12日PRブース【幕別】

 幕別町観光物産協会(事務局・幕別町)は10~12の3日間、プロ野球北海道日本ハムファイターズの公式戦が行われるエスコンフィールド北海道(北広島市)に幕別町のPRブースを出展する。  球団が...

函館新聞

こいのぼり150匹風に泳ぐ 函館・湯の沢神社【函館】

 5日は「こどもの日」―。函館市滝沢町の湯の沢神社では、今年も約150匹のこいのぼりが風に泳ぎ、多くの親子連れらを楽しませている。5日まで。  同神社総代の建設業、西尾次雄さん(76)が201...

函館新聞

笑顔あふれる人形が歓迎 宮竹さん8日から6年ぶり作品展【函館】

 旭川在住の人形作家、宮竹真澄さん(74)による作品展「心のふる里人形展」が8日から函館市地域交流まちづくりセンターで開かれる。函館では2018年以来通算4回目。近作を含む50作品(150体)の...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス