ひろはこ連携キャンペーンに使用される冬ミクのイラスト（実行委提供）

　函館市と青森県弘前市が観光ＰＲを目的に今年４月設立した、ひろはこ連携推進実行委（白戸大吾委員長）は、１２月１日から両市で展開するバーチャルアイドル（ＶＡ）「雪ミク」を活用した「ひろはこ冬の観光キャンペーン」の内容を公表した。イラストコンテストやフォトスポットパネルを設置するなどし、誘客を図る。

　雪ミクは、札幌発の人気ＶＡ「初音ミク」の冬季版派生キャラクターで、２０１０年のさっぽろ雪まつりで初音ミクの雪像を作ったことをきっかけに誕生。今回はひろはこ連携のために新たにデザインされた「雪ミク」を活用する。

　キャンペーンの主な内容は①イラストコンテスト②フォトスポットパネルの設置③デジタルチェックインラリー④ウェブＡＲで雪ミクと写真撮影。いずれも１２月１日～来年２月２８日まで実施する。

　イラストコンテストは、「雪ミクの冬」をテーマにイラストを募集し、各市最大５０点を、金森赤レンガ倉庫と弘前市観光館で展示する。

　また、ＪＲ函館駅、函館空港、ＪＲ弘前駅、弘南鉄道中央弘前駅に、函館のイカ釣りや弘前の津軽三味線などをイメージした雪ミクのデフォルメイラストを使用した写真撮影用パネルを設置。観光客に自由に撮影を楽しんでもらう。

　デジタルチェックインラリーは、スマートフォン用公式アプリ「ミクナビ」を使って、函館赤レンガ倉庫や津軽藩ねぶたセンターなど、両市それぞれ５カ所のチェックポイントに設置されたＱＲコードパネルを読み取る仕組み。抽選で雪ミクのオリジナルグッズがプレゼントされる。

　雪ミクとの写真撮影は、両市の各９カ所に設置されたＱＲコードを読み取ると、ウェブＡＲ（仮想現実）上の雪ミクのイラストと記念撮影ができる。

　このほか、コラボグッズの販売や民間業者とのコラボイベントなども予定されている。詳しい内容は特設ＨＰ（　https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=hirohako　）で随時発表する。