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函館新聞

沖縄のソウルフード「ゆし豆腐」 日乃出食品が再現【七飯】

ゆしどうふを手にPRする工藤英洋社長(左)と健嗣副社長

 【七飯】老舗豆腐メーカー日乃出食品(町緑町3、工藤英洋社長)は、道内でも珍しい「ゆしどうふ」を開発した。ゆし豆腐は沖縄の郷土食で、ふわふわでとろとろの食感にほんのり塩味がきいている。沖縄を舞台にしたNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」効果もあり、好調な売れ行きを見せている。

 ゆしどうふは沖縄生まれの豆腐スープで、4月13日に売り出した。「ゆし豆腐を全国へ広めたい」という宇那志豆腐店(沖縄県糸満市)とのコラボレーションプロジェクトとして、日乃出食品を含む全国8社に声が掛かり、道内ではやまぐち食品(恵庭市)と2社のみ。日乃出食品では、道民にはなじみのない食品だが、15日に迎える沖縄本土復帰50周年を記念し、沖縄文化や魅力に触れてほしいとの思いで、ゆし豆腐作りへの挑戦を決めた。

 製造方法は豆乳を調整し、沖縄の食塩と本にがりで仕上げる。3月中旬に宇那志豆腐店の大城光社長が日乃出食品を訪問したほか、同下旬には日乃出食品の工藤健嗣副社長(47)が沖縄に出向き、作り方を指導してもらった。工藤副社長は「宇那志さんの豆腐を再現するのに試行錯誤を繰り返した」と振り返る。

 ゆし豆腐は、絹でも木綿でもなく、寄せ豆腐に近い食感。豆腐が入ったスープで、スープも食べるのが特徴。沖縄では、みそ汁や麺類に入れて食べるのが定番だ。

 沖縄は温かい状態で販売しており、温めて食べるのが基本。工藤社長(48)は「ネギなど薬味をかけたり、めんつゆを一筋かけたりしてもおいしい。ほんのり優しい塩味がくせになる。沖縄では暑い日、食欲のない日、二日酔いの日にもスルスルと食べられるソウルフード」とPRする。

 宇那志豆腐店は、ちむどんどんに登場する砂川豆腐店を技術指導し、糸満の老舗豆腐店として知られる。

 320グラム入り302円。日乃出食品の直売店「Jⅰmo豆腐Soia plus+(ジモトウフソイアプラス)」や移動販売車で販売している。問い合わせは同社(0138・64・0853)へ。

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