２２年函館市内で開催予定の主なイベント

　今年度に函館市内で開かれる予定の大規模な会議や各種大会が、１８日現在で２８件、予定参加人数が１万８７２５人となることが、函館国際観光コンベンション協会のまとめで分かった。昨年度の同時期と比較すると、件数は８件減少しているが、参加人数７０００人を見込む函館マラソンが３年ぶりに実施されれば昨年同時期から６０００人の増加となる見通し。ただ、コロナ禍以前の２０１９年度と比較すると、件数で３８件減、参加人数は約２万人減と厳しい状況が続いている。

　同調査は２月１７日から３月１７日まで、市内の約６００団体に聞き取り、開催件数や参加人数をまとめた。

　全国規模のイベントは１８件、１万５０３０人が参加の見通し。主な大会では、今月２６日までに開催の是非が決まる函館マラソン（７月３日）が参加人数７０００人。インターネットに係るオペレーターや運用者など多様な職種が集う「ＪＡＮＯＧ５０」が１５００人。２０年、２１年と連続して中止となり、３年越しに開催予定の第７１回全国漁港漁場大会（１０月１９日）が１５００人。オンラインとのハイブリッド開催となる第６０回日本生物物理学会（９月２８日～）などが予定されている。

　このほか、北海道高等学校商業教育研究集会・協議会（７月２７、２８日）などの全道規模イベントは１０件、３６９５人。参加国が２カ国以上で、外国人が１０人以上集まる国際大会は、３年連続で開催される予定はない。

　同協会は開催予定の各コンベンションについて「今後の感染拡大によっては、開催が中止または延期になる可能性もある。状況が分かり次第、ホームページで告知する」としている。