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日高報知新聞

静内農高で牡の子馬誕生【新ひだか】

【新ひだか】全国で唯一サラブレッドの繁殖から育成までを授業の中で取り入れている静内農業高(佐藤裕二校長、生徒129人)で8日夜、オスの子馬が誕生した。

 畜産系の生産科学科がある同校は、年に1頭の割合でサラブレッドの生産にあたり、授業の一環で生徒たちが馬の生産・育成にに取り組んでいる。

 子馬は出産予定日より少し遅れたが、8日の午後8時11分に難なく誕生。母馬は8歳のナリタトップスター(父ディープインパクト)で、父馬は近くにある日本軽種馬協会静内種馬場でけい養されているアメリカ産の人気種牡馬ノーブルミッション。

 母子の世話は将来、育成牧場や軽種馬牧場への就職を考えていたり、馬の繁殖に興味のある生徒が希望して担当。

 出産の兆候が見え始めたころから担当の小林忍教諭とともに、きゅう舎近くで見守った。出産当日は2、3年生20人が立ち会い、破水から娩出まで約30分で元気な鹿毛の子馬(牡)が誕生した。

 乗馬インストラクターを目指して札幌から進学の原田真緒さん(2年)は「誕生した命に感動した。元気で健康に育ってほしい」、獣医関係の仕事に就きたいと十勝から進学の田中愛さん(同)は「出産に立ち会い、産まれてすぐ子馬が立ち上がろうとした姿に感動した」、馬関係の仕事を希望し大阪府から進学した亀井奏汰さん(同)は「この先しっかり走って従順な馬に育ってほしい」とそれぞれ話していた。

 小林教諭は「無事誕生して良かった。セリの舞台まで生徒が世話をする。セリに出せるように健康に育成していきたい」と話した。

 昨年、セリで上場された「星翔(ライト)」(父マクフィ、母ナリタトップスター)は520万で浦河町のミルファームに落札された。

 子馬は来年のサマーセールに上場予定。毎年1頭の出産で進めてきたが、今年から2頭に種付を予定している。来年の出産はどんな子馬が誕生するのか期待される。

生徒たちが健康に育ってほしいと願うナリタトップスター2022

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