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函館新聞

鹿部産タラスミ開発 町と水産加工会社2社【鹿部】

タラスミを手にPRする高田社長

 【鹿部】町と町内の水産加工会社2社は、鹿部産タラコを使ったカラスミ風珍味「タラスミ」を開発した。常温で持ち運びできる乾燥熟成したタラコで、道内でもタラコの常温商品は珍しい。21日に無印良品シエスタハコダテ(函館市本町)1階で生産者が販売イベントを開き、デビューする。

 スケトウダラの卵のうち、規格外の「ババコ」と呼ばれる大型卵について、ほぐしタラコなど製品を作ると、価格が安く抑えられることが課題だった。そこで、町と一印高田水産(町本別、高田大成社長)、イリエ船橋商店(町鹿部、井上千春社長)の3者は、農林水産省の事業を活用し2019年度からプロジェクトに着手した。

 製造方法は、原料のババコを塩漬けして冷凍保管、解凍して味付け、水切り、低温で機械乾燥、成形し真空パックする。製造方法は2社ともほぼ同じで、味付けには、高田水産が箱館醸蔵(七飯町)の「郷宝特別純米酒吟風」、船橋商店が道の駅しかべ間歇泉公園のオリジナル商品「根昆布だし」を使う。乾燥機に入れる時間も高田水産が120時間、船橋商店が96時間と異なる。

 日本酒味は、コクとうま味を加えた濃厚な味が特徴。根昆布だし味はまろやかなうま味が楽しめる。

 高田社長(45)と専務の未花さん(41)は「漬け込む日本酒を変えることで、風味が違うタラスミが生まれる。薄くスライスして酒のつまみにしたり、細かく削ってお茶漬けやパスタに入れたりしてもいい」と話す。船橋商店の工場長、船橋敦子さん(70)は「日持ちもしてかさばらないので、土産品にぴったり」と薦める。

 賞味期限は3カ月で、価格は1100円。高田水産は自社直売所やオンラインショップ、丸井今井函館店、道の駅しかべ間歇泉公園、函館市内の飲食店で扱う予定。船橋商店は丸井今井函館店での催事、道の駅しかべ間歇泉公園での販売を計画している。

 販売イベントは午前10時~午後5時。問い合わせは高田水産(01372・7・2013)、船橋商店(同7・2010)へ。

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