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日高報知新聞

こむぎ工房「茶飛」【新ひだか】

【新ひだか】コロナ禍の中、昨年8月に三石富沢で新規オープンした「こむぎ工房 茶飛(ちゃとび)」(工藤啓一代表)は、今年に入り、コロナが落ち着くと願い営業を続けていたが、来店客もかなり減っている現状に、苦しい胸中を明かした。

 年明けから新型コロナの感染拡大が急増し、1月27日から北海道へ「まん延防止等重点措置」が適用され、現在も売り上げに大きく影響している。そのため、2月8日に北海道が実施する感染防止対策の認証基準を実践する第三認証制度の認証店を取得。少しでも安心して来店してもらえるよう新型コロナの感染防止や衛生面から、扉のついたショーケースにパンを入れ、客が自らが扉を開閉してトレイに乗せる仕様にした。

 しっとりもっちりとパンの甘さを感じてもらえるように、できるだけプレーンに仕上げた食パンは「そのまま食べてもよし、焼いてもよし」と評判となり、リピーター客も徐々に増加。地域の食材を使った昆布アンパンや自家製イチゴジャムを使ったサンドイッチ、もちもち食感のベーグルなど約25種類のパンを販売。パンが棚に残った姿は「ただ、ただ寂しい思いをする日も多い」と工藤代表(53)は話した。

 近隣や遠方からの来店客から「美味しかったよ。また来ます」の言葉や、SNS(ネット上のコミュニティサイト)での口コミは、「ありがたく励みになり、うれしい限りです」と話す。今後は「4月から金曜日営業を増やす予定。地域発信のパン屋として、また食べたいと安心して通っていただけるようこれからも、精進したいと」と前向きに考えている。

 工藤代表は、オホーツク管内の斜里町出身。三石旭町の特別養護老人ホーム蓬莱荘などで介護福祉士の専門職に18年間勤務。菓子やケーキ、パンづくりなどが趣味で、いつか飲食関係の仕事がしたいと転職を決意し、夢を叶えた。

 営業日は、土日、祝日の午前11時から午後5時半まで。問い合わせは、同店(☎0146・49・0855)へ。

作りたての角食パンを手にこむぎ工房「茶飛」の工藤啓一代表

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