浦河町旭町の認定こども園浦河フレンドようちえん（理事長・伊原鎭園長）は12日、第47回フレンドようちえん卒園式を執り行った。主席した父母や教職員が見守る中、園児17人が思い出がいっぱい詰まった園舎を巣立った。

　同園は、４月に新園舎への移転を予定していることから、現在の園舎で行う最後の卒園式となった。

　卒園式は、担任の川越美侑先生の引率で卒園児が入場。卒園証書授与で園児たちは、自分の名前が呼ばれると「はい！」と元気な声で返事をし、伊原園長の前に進み出て、顔を合わせてしっかりとお辞儀をし、両手で卒園証書を受け取った。

　証書を受け取った園児は、一人ひとり父母らの前で高らかに証書を掲げ、大きな声で「一番楽しかった思い出は、お泊り会です！大きくなったらケーキ屋さんになりたいです！」などと園生活の思い出とともに、将来の夢を宣言した。

　伊原園長は式辞で「みんなは、４月から小学生。やるときはやる！遊ぶ時はめいっぱい遊ぶ！そんな楽しい小学校生活を送ってほしい」と卒園児たちにエールを送った。また、保護者らには「卒園しても学童やさまざまな活動の中でご縁があると思う。子育ては一人でするものではない。みんなで子どもたちをサポートできる環境をつくっていき、一緒に子どもたちを育てていきましょう」と呼び掛けた。

　最後に卒園児全員で「さよならフレンドようちえん」を歌い、慣れ親しんだ園舎を巣立った。

伊原園長から卒園証書を受け取る卒園児