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釧路新聞

佐藤選手 連覇を目指す【厚岸】

日本の連覇に向けて欠かせない戦力の佐藤選手(右端)。ピンクの腰ひもが目印(13日)

 スピードスケート競技の女子団体追い抜き(400㍍×6周)で連覇が懸かる日本は13、14の両日、国家速滑館(ナショナルスピードスケーティングオーバル)で氷上練習を行い、15日の準決勝、決勝に備えた。厚岸町出身の佐藤綾乃選手(25)=ANA、釧北陽高出=は2日間とも練習に参加、軽快な滑りを見せていた。

 日本は2018年の平昌五輪で金メダルを獲得。連覇を狙うメンバーは、平昌五輪を戦った佐藤選手と、高木菜那選手(29)=日本電産サンキョー=と美帆選手(27)=日体大職=の姉妹に加え、長距離が強い押切美沙紀選手(29)=富士急=の4人で挑む。12日の1回戦では佐藤選手と高木姉妹の3人で臨み、前回、自分たちがマークした五輪記録を塗り替える2分51秒61をたたき出し、1位で準決勝に駒を進めた。15日の準決勝で日本は4位のロシア・オリンピック委員会(ROC)と対戦し、勝利すれば同日の決勝に進む。

 日本が連覇を果たすための勝負は1回戦のタイムトライアルから始まっていた。準決勝の組み合わせは1位と4位、2位と3位。W杯3戦3勝のカナダ、個人種目で金メダルを獲得しているオランダと準決勝でぶつからないためにも、佐藤選手は「感覚を取り戻すというレベルではなく、1位を狙っていった」。予想通り4位はROC。日本にとっては準決勝の戦い方の選択肢が増え、決勝で100%の力を発揮できる流れをつくった。

 大一番を前日に控えた日本には追い風が吹いている。10日の女子5000㍍で押切選手が自己ベストを更新して8位入賞。さらに13日の女子500㍍では高木美帆選手が2位となり、今大会2個目の銀メダルを獲得した。12日の1回戦1位通過を含めて、中長距離勢が調子を上げている。佐藤選手は1回戦終了後に「予選でのベストレースはできた」と手応えを示した。

 連覇に向けては準決勝をいかに余力を残して突破するかが鍵となる。激戦必至の決勝で、確実にカナダまたはオランダに勝つためには、個々の選手の体力を温存した状態で臨みたい。特に毎試合、先頭を務める大黒柱の高木美帆選手は五輪開幕直後から、すでに4レースに出場しており、連戦による疲労が懸念される。そのためにもチームメート3人の奮闘が求められる。

 佐藤選手は7日の女子1500㍍で4位入賞を果たすなどコンディションは上向き。チーム最年少でメンバー随一の安定感から連続での起用が濃厚だが、「自分の役割を果たすだけ」ときっぱり。一方で「ライバルも速くなっているが、日本も平昌五輪の時よりも強くなっている。一つになれば負けません」と自信を見せた。試合開始(日本時間)は準決勝は午後3時30分、決勝は午後5時28分。

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