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日高報知新聞

門別図書館に珍客【日高】

【日高】23日9時頃、門別図書館郷土図書館に職員が出勤すると、中庭のシンボルツリー(ハルニレ)に体長40~45㌢ほどのミミズクが止まっているのを発見した。

 はじめは、一般的な「フクロウ」ではないかと庭を眺めていたが、よく見ると耳の様なものがあり「ミミズク」かもしれないと、図書館にある鳥類に関する書籍でいろいろ調べた結果、「フクロウ」と「ミミズク」はどちらもフクロウ目のフクロウ科の鳥類。ネズミなどの小動物を捕獲する猛禽類で夜行性。森に生息するなど生態はよく似ていて、世界では約140種類、日本ではシマフクロウ、シロフクロウ、コノハズクなど約10種ほどが生息しているとわかった。

 フクロウとミミズクの区別をする身体的な特徴は「耳」。頭の左右にピンと立つ耳(羽角)があるものを「ミミズク」と呼んでいる。自然界や動物園でフクロウかミミズクか迷ったら「羽角」の有無を見て見ると良い。

 ミミズクの耳と呼ばれる「羽角」は、本物の耳ではなく、羽毛の束が立ったもの。実際のミミズクの耳はフクロウと同じで、頭部側面の羽毛で覆われた場所に穴がある。羽角は飾り羽で、特に機能は無いとされている。中には、「木の葉に擬態するため」「周囲の音を良く聞き取れるように」といった説もあるようだ。

 リラックスしているときは、羽角は寝た状態だが警戒するとピンと立つ。  また、フクロウの首は可動域が270度にもなり、人間とは違い眼球を動かすことができないため、頭部を回して見る必要がある。目が丸く大きいのも夜行性で暗い所を見るため。さらに、鳥の中で一番静かに飛べる。

 フクロウの仲間は夜行性であるため、人目に触れる機会は少ないが、知名度は高く、「森の物知り博士」「森の哲学者」などと言われたり、当て字で「不苦労」苦労しない、そこから転じて「福を運んでくれる「福郎」などと呼ばれ、縁起のいい鳥としても知られている。

 日中の間はハルニレの枝に止まっていたミミズクは、夕方ごろ狩りをするため森へ羽ばたいた。

ハルニレに止まって休む「ミミズク」 

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