スカイランタンに願いを込めて－。浦幌神社（背古宗敬宮司）は１０月５日、明治大学の学生が発案したイベント「浦幌神社　スカイランタン縁結び」を開催する。カップルや友人同士、家族らが願いごとを書いたスカイランタンを秋の夜空に飛ばし、境内を幻想的に照らす。

燈明（とうみょう）が並ぶ浦幌神社（同神社提供）

　浦幌神社は今春から明大の水野勝之商学部教授のゼミ生と神社の縁結びのご神木「夫婦桂」を軸にした地域活性化策に取り組んでいる。７月には、学生がアイデアを出し合い、縁結び祈願の短冊を一新した。

　今回の企画は、ランタンを飛ばすロマンチックな体験を通じて、夫婦やカップルの絆を深めてもらい、浦幌神社の縁結びの神や浦幌の魅力を広く知らせる。

　境内には４００個の明かり（キャンドル）を設置し、幻想的な空間の中、一斉にスカイランタンを飛ばす。スカイランタンの明かりはＬＥＤライトを使用し、安全に楽しめるよう配慮する。先着２０組限定。申し込みは専用フォームから。

　イベントは午後５時～同８時。キッチンカーやキャンドル作品の出展のほか、午後６時１５分からはシンガー・ソングライター佐脇由佳さんのライブも行われる。

　背古宮司は「学生が一生懸命に企画してくれた。大切な人ほど思いを伝えづらいと思うので、互いの縁に感謝したり、絆を深めたりしてもらえれば」と呼び掛ける。

縁結び短冊切れ端　モザイクアートに

　同日午前には同神社で、学生発案の「リサイクルアートを作ろう～廃材が世界に一つだけのモザイクアートに～」を開催。青森県のアーティスト、サイトウパピコさんを講師に迎え、縁結び短冊の製作過程で生じた切れ端を使ってモザイクアートを制作する。作品は浦幌町文化祭に出品する。参加費３００円。申し込みは専用フォームから。