大きなキャンパスに思い思いの絵を描く子どもら

　「世界自閉症啓発デー　ｉｎ　Ｈａｋｏｄａｔｅ」の関連イベント「お絵描きワークショップ　大きく描こう」が２３日、はこだてキッズプラザで開かれた。幼児や小学生の親子が、大きなキャンパスに自由に絵を描いた。アーティストによる仕上げ作業を経て、完成した作品は「第１１回自閉症啓発デー・アート展」（３０日～４月２日、市芸術ホール）で公開される。

　アートチーム「ペトロアンドヨゼフ」として活動する静岡県沼津市在住の画家田川誠さん、ディレクター深沢慎也さんが講師を務めた。

　横６メートル、縦１・８メートルのキャンパスにクレヨン状の水溶性マーカー「キットパス」で絵を描き、大きな作品に仕上げる企画。幼児や小学生が、保護者やペトロアンドヨゼフとともに動物や花、太陽など、思い思いの絵を描き、色を塗った。

　色塗りに熱中していた函館三育小１年の真田怜奈さん（７）は「みんなで協力して一つの絵を描くところが楽しい」と笑顔。ワークショップ終了後は、ペトロアンドヨゼフが、子どもたちの絵を強調しながらつないだ。仕上げ作業は２４日まで公開で続けられる。